パースペクティブマスク

パースペクティブマスク

ホロウマスク錯視

お面を裏から見たような凹面顔が凸面顔に見える錯覚を「ホロウマスク錯視」といいます。人間の脳が経験から「顔は鼻など高い部分があり凸面である」と認識するのが原因です。片目で見ると視差による奥行きの情報が得られないので、より凸面に見えやすくなります。

展示「パースペクティブマスク」が、なぜ体験者の視点が動く方向に顔を向けるのかを、鼻と両耳の間の角度に注目して考えてみましょう。
凹面顔では視点を右に移動すると鼻と相手の左耳の間の角度が小さくなり、反対に鼻と右耳の間が大きくなります。ふつうの顔(凸面顔)で同じ変化が起きるのは顔が左を向いたときなので、動いていない顔が左を向いているように錯覚するのです。
視点を左に移動させれば、同じ理由で、顔が右を向いたように見えます。

パースペクティブマスク_しくみ

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  • 【ID】P-71
  • 【更新日】2024年3月9日
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