偏光リビング

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偏光板のしくみ

光には波の性質があり、進行方向に対して垂直な面内で振動しています。自然光はいろいろな振動方向の波が混ざっていますが、ひとつの振動方向にそろった光を偏光といいます。
偏光板には、同じ振動面の光だけを透過するしくみがあります。【図1】
2枚の偏光板を90°ずらして重ねる(直交)と、1枚目を通りぬけた光が偏光となり、2枚目で完全に遮断されてしまいます。【図2】
電卓などの液晶パネルの多くは、2枚の直交した偏光板の間に液晶をはさんだ構造です。液晶は電圧をかけたり、かけなかったりすることで、光の振動面を変えることができます。それを利用して、本来は光が遮断されて黒く表示されるところ、光の振動面を曲げることで2枚目の偏光板を通過させ、白く表示できるのです。【図3】

偏光リビング_偏光板
偏光リビング_偏光
偏光リビング_液晶

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  • 【ID】P-59
  • 【更新日】2024年3月9日
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